「薬屋のひとりごと」猫猫と壬氏の恋の進展まとめ！結婚する？

『薬屋のひとりごと（くすりやのひとりごと）』に登場する主要人物である猫猫（マオマオ）と壬氏（ジンシ）についてまとめてみました。

「薬屋のひとりごと」とは？

原作：日向夏（ひゅうがなつ）
イラスト：しのとうこ
出版社：ヒーロー文庫（主に小説）
ジャンル：ミステリー × 中華風宮廷 × 推理 × 恋愛

派生作品：
小説（原作）
漫画版（スクウェア・エニックス版：ねこクラゲ作画）
漫画版（サンデーGX版：倉田三ノ路作画）
TVアニメ（2023年～放送）

あらすじ：
物語の舞台は、架空の中華帝国の後宮。
主人公の猫猫（マオマオ）は、下女として宮中に勤めることになった元薬師の少女です。

ある日、後宮で「皇帝の子どもたちが次々と病に倒れる」という事件が発生。
猫猫は薬と毒の知識を駆使してその謎を解き、事件を解決します。
この出来事をきっかけに、美貌の宦官壬氏（ジンシ）に才能を見込まれ、後宮のさまざまな事件に関わっていくことに──。

元薬師の少女で、幼い頃から薬や毒に強い興味を持つ変人。
出自：花街（遊郭）育ちで、養父は名医・羅門。
性格：冷静沈着、理屈っぽく、毒や病気の知識が豊富。
美貌にあまり関心がなく、好奇心旺盛で危険な薬の実験も平然と行う。

物語の役割：
宮中の下女として働くうちに、持ち前の知識と観察眼で数々の事件を解決していく。
その才能を見抜いた壬氏に見込まれ、やがて彼の側近的な立場になる。

もう一人の主要人物。
宮廷の高官で、美貌と高貴な雰囲気を持つ青年。
外見：男女の区別がつかないほどの美貌で、周囲から崇拝されるほど。
性格：穏やかで優雅に見えるが、かなり腹黒く策士。

猫猫との関係：
猫猫の推理力と冷静さに強く惹かれ、しばしば彼女をからかう。
しかし次第に恋愛感情を抱くようになり、複雑で微妙な関係を築いていく。

『薬屋のひとりごと』の最大の見どころのひとつが、猫猫（マオマオ）と壬氏（ジンシ）のじれったい恋の進展です。

第1段階：興味と好奇心（宮中での出会い）
壬氏は、猫猫が赤子の毒事件を見抜いたことからその知恵を見込み、彼女に強く関心を持つようになります。

一方、猫猫は「面倒ごとは嫌」としながらも、壬氏の美貌や仕草を珍しい実験対象くらいにしか思っていません。

壬氏は最初から猫猫を気に入り、からかうように接近しますが、猫猫は完全にスルー。
→ ここから、壬氏の片思いモードがスタートします。

第2段階：信頼と尊敬の芽生え
事件を通じて、壬氏は猫猫の頭の良さと冷静さを評価し、次第に彼女に信頼を寄せるようになります。
猫猫もまた、壬氏の表面だけではない思慮深さを理解し始め、
「ただの顔だけの人ではない」と認識するようになります。

それでも猫猫の態度はあくまで淡々としており、壬氏が焦れる場面が多いです（笑）。

第3段階：壬氏の“正体”をめぐる関係の変化

壬氏の正体や出自には重大な秘密があり、猫猫はそれを徐々に察知していきます。

猫猫は自分がその「政治的・血筋的な領域」に関わるべきではないと距離を取ろうとしますが、
壬氏の方はむしろ猫猫を離したくない。
→ 二人の関係が「身分の壁」によって葛藤を帯び始める時期です。

第4段階：恋心の自覚とすれ違い

壬氏は完全に猫猫に恋をしており、何とか自分を意識させようとあの手この手を使います。
しかし猫猫は恋愛鈍感すぎる理系女子なので、まったく気づかず。

猫猫自身も、壬氏のことを「変に気になる」「他の女性が近づくとモヤモヤする」など、
無意識に感情が動いている描写が増えていきます。
→ ここからようやく両想いの萌芽が見え始めます。

第5段階：意識と拒絶の狭間（最近の原作・漫画展開）

壬氏が猫猫に求婚まがいの言葉をかけるシーンもあります。
しかし猫猫はそれを「冗談」として受け取り、真意を避けます。

その一方で、猫猫が壬氏に触れられて明確に動揺する描写も登場。
彼女なりに、壬氏を「異性」として意識し始めています。

現時点では、
壬氏 → 猫猫：完全に恋愛感情。
猫猫 → 壬氏：自覚なしだが内心かなり意識。
という構図が続いています。

原作では徐々に、猫猫が自分の感情を受け入れていく方向へ動いています。
ただし、彼女の性格上「ロマンチックな恋愛成就」まではまだまだ遠い道のり。
このじれったくも理性的な恋愛模様が、ファンの大きな支持を集めています。

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